モノトーンの黒猫

モノトーンの黒猫 間章「被り物を捨てる」8

被り物を捨てる 8 

 
 
校舎に入る際、濡れた靴と一緒に靴下も脱ぎ捨ててきた。足の裏に廊下の冷たい温度を感じながらとにかく急いで階段を駆け上がった。
 
毛先から水滴が滴り落ちる。水を吸って重くなったスカートと、肌にまとわりつくシャツの感触は不快でしかない。
 
3年生の教室前にできた人だかりに心の中で悪態を付きながら人をかきわけて前を目指す。
 
春樹と洋人が皇龍の日暮先輩と大原先輩と対峙している。
 
気の遠くなるような現実にどうやればこの場をうまく収められるか、深く考えるより先に行動に移した。
 
 
「す、みませんでした!」
 
 
半分は皇龍とモノトーンに生じた軋轢を平和的に解決させるため。もう半分は人に黙って好き勝手に動いてくれた春樹への憂さ晴らしのため。
 
自身よりもはるかに高い位置にある男の後頭部に手を伸ばし、走ってきた勢いのまま頭を下げさせる。
 
 
「ご迷惑をおかけしてすみません。なんかこいつら、最近はっちゃけて調子に乗ってるみたいでして。ほんとう、この度は馬鹿が下校の邪魔をしてしまい申し訳ありません。このふたり含めて、馬鹿はわたしが責任をもって全員郊外へ放逐しますので、今回だけは見逃してもらえませんか」
 
「……おい」
 
 
聞こえない聞こえない。春樹の抗議の声なんて聞こえない。
 
 
「もし次があるなら、わたしも諦めます。諦めてこいつの手足になってお宅との抗争に参加しますけど、今はさすがに止めておきましょう。全面戦争となればもっとこう、お互い用意が整ってからのほうが楽しいと思いませんか?」
 
 
ぽかんとあっけにられる周囲の観衆に、心の中で密かに安堵の息を漏らす。掴みは上々。
 
後は日暮先輩たちが平和な解決を望んでくれるかと、春樹が大人しく引いてくれるかどうかにかかっている。一番の不確定要素が味方にあるという点に内心げんなりしつつ、対峙している皇龍ふたりの様子をうかがう。
 
 
「お前、何やってんだ?」
 
「それはこっちのセリフだ大ボケ」
 
 
横から口を挟んできた洋人に睨みながら吐き捨てる。
 
わたしと春樹を交互に見比べた洋人は至近距離にいながらも目をそらし、一歩後ろに身を引いた。勝手にしろ、俺は巻き込まれたくないと態度で示された感じだ。
 
 
「いい加減にどきやがれ」
 
 
春樹が抑えつけていたわたしの手をいとも簡単に外し頭を上げる。
 
 
「余計なところで現れやがって。お前はとっとと下校してバイトにでも行ってりゃいいんだよ」
 
「当事者に向かって余計とは何だ。だいたいお前ら全員、学校はどうした」
 
 
春樹たちの通う高校がある日奈守からここまではそうとうな距離がある。放課後を迎えてまだ1時間もたっていないのに、春樹たちが6限の授業を終えてからここまで来るのは時間的にも不可能なはずだ。
 
 
「今日は創立記念日で休校だ」
 
 
いけしゃあしゃあと言ってくれたな。
 
 
「嘘つけここに優等生が来てない時点でお前らのサボりはばれてんだ」
 
「仕方ないだろ。優等生は今、向こうで外堀を埋めるのに忙しいんだよ」
 
「お前らこの期に及んでまだ何かするつもりか!?」
 
「いざというときの保険をかけてきただけだ。気にすんなって」
 
 
言葉の応酬の中、春樹がわたしに提示した情報を整理していく。
 
こいつに言い放つ文句は心の底から出てくる本音ではあるけど、この言い合いを感情に任せた罵り合いで終わらせてはいけないのは承知済み。
 
周りがこちらの空気に流されていてくれるうちに、最悪の事態には備えなければいけない。
 
 
「だいたい、どうしてよりによってわたしが一番関わりたくない、皇龍なんかに喧嘩売ってるのさ。お前らわたしの高校生活を潰して楽しいか?」
 
「すでにはたんした学校生活に、潰すもなにもないだろ。むしろこうして、これ以上壊しきれないほど崩壊させてやった俺に感謝しろ」
 
「憎しみしか湧いてこないよ!」
 
「中途半端な傍観者気取りのやつらに始終観察された状況より、皇龍含め校内洩れなく敵だらの方がお前も開き直りやすいだろ。安心しろ。たとえ学校中が敵にまわっても俺らはお前の味方だ。遠くから応援してやるよ」
 
「ばっかじゃないの!?」
 
 
いけない。だから、感情任せになってはいけないんだって。
 
周りがこちらの空気に呑まれるのと同じで、わたしまで春樹の空気に流されてはいけない。分かっているのに。
 
にやりと。焦るわたしの様子を楽しみながら余裕のある笑みを浮かべる春樹には殺意しか浮かばない。
 
 
「……まともだ」
 
「ああ。高瀬がまともだ」
 
 
後方から聞こえてきた会話は無視したけど、できれば声を大にして言ってやりたい。
 
わたしがまともなわけじゃなくて、春樹たちの悪ノリが過ぎるんだよ!
 
誰だって予想だにしない非常識な行動を自分に関わることでされたら腹を立てるだろうよ。
 
 
「……お前ら。来るなら来るで、せめてそっちで意見をまとめてからにしてもらえないか」
 
 
見かねて口を挟んできた大原先輩の言い方には納得がいかない。
 
まとめるもなにも、わたしは春樹に今回の奇襲事態を知らされていなかったのだけどそこのところはどうなの。
 
 
「大原先輩、こんな馬鹿の話なんて聞かなくていいですよ。もとよりどうして学校と関係のないやつらを簡単に校内に入れてるんですか!? こいつらなんか不審者とみなして、吉澤先生を呼べば一発退場になるでしょう!」
 
「身内の問題に口出ししてんじゃねえよ。ここで俺らが退いたとして、今後うちの結衣に手を出すやつが出てきた場合、お前らは責任取れんのか? 個人より集団を優先させることを美徳としているやつらとは根本的に話が合わないのは理解しているから、今は黙ってろ」
 
「分かった。俺が悪かった。言い合いなり罵り合いなりなんなりと好きにしていい。もう口を挟まないから、お前らの諍いに俺まで巻き込もうとするんじゃねえ」
 
 
大原先輩の引き様が鮮やか過ぎて落胆を隠し得ない。もうちょっと感情任せにつっこんできて、こちら側に揉まれてくれたっていいんじゃないの。
 
呆れと苛立ちの中に達観すら見せてくる大原先輩は、さすがに簡単には駒になってくれそうにない。
 
それよりも彼の隣にいる日暮先輩のほうが、なにを考えているのか読めないのが怖い。
 
静観を決め込んでいるのか、日暮先輩は顔色ひとつ変えずにこちらを観察している。
 
彼の気分と言葉一つで状況がひっ繰り返ってしまう環境なだけに、油断ができない。
 
あんたはこれからどうする気なのさ。横目で春樹の様子を見ていると、洋人が春樹に自身の携帯電話の画面を見せてきた。
 
 
「女子の集団に水ふっかけられたんだと」
 
「……ほお」
 
 
もともと悪かった春樹の目つきに剣呑さが増す。
 
お前は空気読んでタイミングを考えろよ! そして情報伝達が速すぎる! 怒れる菜月が脳裏に浮かび、頭を抱えたくなった。
 
 
「この高校の女子生徒たちに、集団になって囲まれ、後ろから拘束されたところうを、水道のホースで、か」
 
 
あえて周囲に聞こえるような声量で、春樹は携帯の文面を読み上げる。余計なことを言うなとわたしが止めるより先に、春樹が鼻で嗤った。
 
 
「無様だな。力で抑えられたらろくな抵抗もできない雑魚が格好つけて澄ましてんじゃねえぞ。俺らをの行動にケチをつける前に、てめえはまず自分を水浸しにしたやつらを黙らせてきたらどうだ」
 
「そうだよわたしは力がないからね。腕力でごり押しができない分、何事も準備が必要になってくるんだよ。わたしをこうした連中には地獄を見てもらう予定はあるけど、それは今じゃない」
 
「ああそうかよ。ならばこうして力のある俺たちが直々に来てやってんだから、回りくどいやり方をせずにここで実行に移しても問題ないだろ」
 
 
ここで、というのはわたしを水浸しにした実行犯たちではなく、自他共に認める学校一の実力者と言える皇龍のトップを潰して周囲を黙らせる、ということか。
 
考えておいて瞬時にそれは違うと頭の中で否定した。
 
日暮先輩の実力をわたしはよく知らないけれど、それは春樹たちも同じはずだ。
 
絶対勝てると確証がない相手に勝つことを前提とした不確定要素を含むシナリオなど、春樹が作るわけがない。
 
菜月たちが最初から校内でわたしを探すために春樹たちと別行動をとっていたのなら、答えは至極簡単になる。
 
わたしの乱入は、最初からこいつらの想定の内にあったのだろう。
 
 
「……これ、わたしがここに現われなかったらどうしてたの?」
 
 
小声で春樹に問いかける。比較的近くにいる日暮先輩と大原先輩には聞こえたかもしれないけど、もうどうでもよかった。
 
今となっては下校もせずわたしたちのやり取りに静観を決め込む日暮先輩は、こちらの茶番に付き合ってくれているようにしか思えない。
 
 
「なるようにしかなんねえよ。言ったろ、『保険』はかけてきたって」
 
 
ああ、そう。どう転んでもこいつらに悪いようにはならないんだね。よく分かった。
 
気を取り直して春樹と向き合う。
 
 
「だから、手順を踏んでるって言っただろう。ひとがやろうとしていることにこのタイミングで割り込んできてひっかきまわさないでよ」
 
「はあ? 面倒事はひとまず放置がデフォルトのお前の言うことなんざ信用できねえな」
 
 
殺伐とした言葉の応酬は変わらない。やろうと思えばこんな馬鹿はエンドレスで罵っていられるけれど、延々と周りに向けたパフォーマンスをしていても話が進まない。
 
タイミングを見計らって春樹との話を区切り、日暮先輩を見上げた。
 
 
「どうします?」
 
「ああ?」
 
 
問いかけに対し大原先輩が眉間にしわを寄せる。
 
 
「見ての通り、こいつらはわたしの言うことなんてひとつも聞いてくれそうにありません。わたしとしてはここはモノトーンが引いて、皇龍のみなさんとはなにもなかったということにしたいのですが、それだとこいつらの腹の虫がおさまりそうにないんです」
 
 
大原先輩の表情がみるみる苦いものに変わっていく。ようやく気付いたのか。
 
 
「ちなみに高瀬、そいつらを校外へ排除するという一点においては、俺とお前の目的は一致していると思うのだが。お前は俺たちと共闘する意思はないのか?」
 
「あるわけないでしょう。わたしはモノトーンです。個人としてそちらと共闘なんてあり得ません」
 
 
いやお前、ここまで散々武藤と言い合ってただろ――って。
 
なんかそう言いたげな見物人の表情を見た気もするけど、口に出してこないならわたしもスルーさせてもらう。
 
 
「とはいえわたし自身、皇龍と争いたくないというのは本心です。そこで、うちの馬鹿な獣ふたりを沈めるためにも、わたしのほうから日暮先輩に提案をさせてください」
 
 
自分で自分の濡れた身体をさし示す。
 
時間の経過とともに髪は水滴が滴らなくなったしスカートが足に張り付くのもなくなったけど、不快な感覚は未だに消えない。
 
 
「わたしも、さすがにここまでされて全てをなかったことにできるほど、温厚ではありません。これをやった連中には相応のもてなしで返すつもりです。そうなった際、わたしの報復にこいつらモノトーンが関わることを、皇龍として黙認していただけませんか?」
 
 
簡単に頷いてくれないのは予想している。
 
この交渉は皇龍とモノトーンの抗争を回避するために、加害者の生徒を売れと要求しているだけじゃない。
 
皇龍の領土にモノトーンが入り込み、自由に動ける権利が含まれた要求など、彼らは簡単に良しとは言えないだろう。
 
だけどこれを承認してもらわはければ、おそらく春樹たちは引きさがってはくれない。
 
 
「言いたいことは分からなくもないが、それは無理な相談だ。こっちの縄張り内で、部外者に好き勝手されるのを俺たちは許すわけにはいかねえ」
 
 
大原先輩が短い前髪をかきあげながら言い放つ。警戒しているのか、顔はわたしに向けながらも彼の視線は常に洋人の立つ方に向けられている。
 
 
「高瀬」
 
 
呼ばれて見上げれば日暮先輩の鋭利な目と合った。ほの暗い夜の闇を摸した感情のない瞳に揺るぎない信念を垣間見て、彼は台本通りに進んではくれないのだと悟る。
 
 
「お前がモノトーンではなく皇龍に籍を置けば、全てが丸く収まるのだがな」
 
 
そしてこちらの都合や意思も顧みてはくれない。
 
日暮先輩の一言が廊下にどよめきを起こす。
 
 
「やらねえよ」
 
 
わたしが否定の言葉を口にするより先に洋人が動いた。
 
止める間もなく廊下を蹴って日暮先輩との距離を詰める洋人の前に大原先輩が立ちはだかり、向かってきた拳を軽く顔の横で受け流す。
 
大原先輩は突き出された洋人の手首をつかむと、洋人はまるで身体の力が抜けたかのように体勢を崩し床に片手と片膝をつく。
 
なにがどうなったのか、よく分からない。気がつけば洋人は片手をひねるようにして、大原先輩に拘束されていた。
 
 
「ガキが。いつまでも調子に乗ってんじゃねえぞ」
 
 
苛立ちが前面に出された大原先輩の口調には、余裕など微塵も感じられなかった。これは襲撃に対して咄嗟に動いた結果なのだろう。
 
拘束者を洋人が睨みあげる。そして瞬時に身体ごと掴まれた腕をひねり返すように床を転がり、思わず手を放した大原先輩から距離をとった。
 
洋人はすぐに立ち上がり、標的を日暮先輩から大原先輩に変更し攻撃を仕掛けようとする。そんなふたりの間に春樹が割って入った。
 
 
「落ち着け。早まんじゃねえ」
 
 
洋人のこぶしを手のひらで握り、大原先輩に背を向ける形で仲裁に立った春樹が刹那、目の前で吹っ飛んだ。
 
低くて鈍い音とともに廊下の壁に背中を打ちつけ、春樹が崩れ落ちる。
 
わたしのすぐそばにはいつの間にか移動してきた日暮先輩が立っていて、これは彼の仕業なのだと理解するのと同時に、身体が動く。
 
春樹が立っていた位置にわたしが入り、我に返った洋人が暴走しないように片手を横に出して防波堤になる。
 
明らかに勝ち目がない状況で、感情に任せてこいつをつっこませる訳にはいかない。
 
 
「これが皇龍の答えですか」
 
「けじめだ。外のやつらにいいようにされて、こちらが最後まで黙っていると思ったのか」
 
 
どうやら平和的な解決を望んでいたのはわたしだけだったようだ。
 
日暮先輩たちと対峙する間も、脳内では春樹が蹴り飛ばされる様子が何度も繰り返し再生された。
 
仲間に手を出すものを許さないのはわたしも同じだ。
 
春樹に牙を無いけた時点で、皇龍はわたしの敵。
 
悠然とこちらを見下ろしていた日暮先輩が口を開いた。
 
 
「荒事を嫌うなら、お前がこいつらを校内に入れさせなければいいだけだ」
 
 
冷めきっていく心で、どうやって皇龍を追い詰めようかと組み立てていた思考にストップがかかる。
 
改めて日暮先輩をまじまじと見上げたが、彼からは敵愾心やこちらに対する怒りは見受けられない。
 
先程春樹を蹴りあげたのは、本当に校内に侵入したふとどき者にけじめを示しただけなのか。
 
 
「こいつらの行動に責任を感じているなら、お前が行動を改めろ。もとよりお前が仲間に余計な心配をかけなければ、武藤たちはここまで乗り込んでくることもなかっただろ」
 
「一理ある」
 
 
日暮先輩の言葉に大原先輩が大きく頷く。
 
つまり、あんたたちもこの件は全部わたしが悪いと言いたいのかそうなのか。
 
 
「皇龍を利用しようとさえしなければ、ここに在学しているお前が自分の身を守るためにちょっと派手に動いたとしても、俺たちはなにも言わねえよ。目の前で味方が吹っ飛ばされて腹を立てる感情があるなら、お前の受けた理不尽な仕打ちに怒るこいつらの気持ちぐらい分かってやったらどうだ」
 
 
大原先輩に諭される。この人さりげなく春樹たち他校生はアウトだけど、わたしが高校をかき回すのは問題ないと言ってきてないか。
 
多分、これが皇龍側の示した譲歩なのだろう。そういうのは、手を出す前に口にしてほしかった。いや、先に動いたのは洋人だから、100パーセント皇龍側が悪いととも言えない、のか?
 
 
「おら、いつまでも野次馬になってんじゃねえよ。さっさと散れ」
 
 
大原先輩が観衆を帰らせ次第に留まる人が少なくなる中、のろのろと立ち上がった春樹が凶器的な笑い声を上げた。
 
ぎょっとした生徒たちが不気味そうに振り返る。話は終わったと自分たちも下校しようとしていた日暮先輩と大原先輩も足を止めた。
 
 
「どうでもいい。てめえらの取り決めなんざ俺たちが守る必要はねえんだよ。ここが誰の縄張りであろうが関係ねえ。この先も、結衣に手を出すやつはたとえ皇龍であろうが例外なくモノトーンが潰す。それだけだ」
 
「おい」
 
 
高らかに宣言してくれたけど、あんたのそれ、周囲を牽制しただけじゃないよね。
 
日暮先輩が春樹からわたしへと視線を移す。
 
 
「だとよ」
 
 
ここでわたしに振ってくる時点でこの人も大分たちが悪い。
 
 
「風邪引くんじゃねえぞ。まあ頑張れや」
 
 
大原先輩も。優しさを隠れ蓑にしてわたしにプレッシャーをかけることを忘れない。
 
この、今後モノトーンと皇龍が衝突するかどうかはわたし次第、みたいな流れどうにかならないのか。
 
否応なしに重い盾を持たされた気分だ。身を守るには有効かもしれないけれど、盾を持つことでわたしの行動には大きな制限と責任が伴うはめになった。
 
盾を「足枷」と表現するつもりはないけれど重いものには変わりがない。まったく、とんだものを背負わせてくれたものだ。
 
日暮先輩に続いて皇龍の人たちが去っていくあたり、今回は本当に縄張りで暴れた春樹たちを見逃してくれるらしい。
 
ならばわたしも、自分で言ったことはちゃんと遂行しなければ。
 
 
「とりあえず、お前ら学校の敷地から出ようか」
 
 
約束は守る。
 
こいつらの校外放逐は責任を持ってわたしが完遂させなければ。
 
 
 
続く

BACK  TOP  NEXT

 
Loadingこのページに「しおり」をはさむ